納入先 | 17,000頭規模 養豚場 |
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課題 | 堆肥化設備(縦型発酵槽)から出る高濃度の悪臭を除去したい |
概要 | 木質チップ脱臭槽で悪臭が除去しきれないため、多孔質ガラス脱臭に入れ替えて脱臭設備の能力向上を図りたい |
納入先 | 17,000頭規模 養豚場 |
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課題 | 堆肥化設備(縦型発酵槽)から出る高濃度の悪臭を除去したい |
概要 | 木質チップ脱臭槽で悪臭が除去しきれないため、多孔質ガラス脱臭に入れ替えて脱臭設備の能力向上を図りたい |
本農場では、豚糞を縦型発酵装置で堆肥化し、発酵装置から排出される悪臭を木質チップによる生物脱臭槽で処理していました。
しかし発酵装置からの悪臭がアンモニアで2,500ppm以上と高濃度であり、木質チップでは除去率が18%程度と十分に除去しきれていない状況でした。そのため、脱臭槽表面からは2,000ppm近い濃度のアンモニアが大気放出されていました。
縦型の発酵設備は養豚場や養鶏場などで広く採用されている堆肥化装置ですが、2,000-3,000ppm-NH3という非常に高濃度の排ガスが出ます。
多くの施設では、バークやおが粉などの木質系担体の生物脱臭槽が備えられていますが、
●稼働後まもなく、除去率が大幅に低下する
●木質が痩せて(容積が減って固く締まる)通気抵抗が増し、排ガスがきちんと抜けなくなる。
●排ガスが抜けなくなることで、堆肥化装置の水分蒸散能力などにも影響し、堆肥化がうまく進まなくなる
●担体(木質)を入れ替えれば性能が戻るが、木質の購入費用、入替費用(重機費や人件費)、撤去した木質の処分など、コストと手間がかかる
と言った課題があります。
多孔質ガラス脱臭は発泡したガラスを担体として使用するので、木質のように微生物分解したり容積が減ったりする心配がありません。このため、
●長期間にわたり安定した能力を発揮できる
●担体の入れ替えのコストと手間から解放される
●少量の担体で大きな除去効果がある
といったメリットがあります。